反応性スパッタ用高速成膜制御装置

 (GENCOA社製コントローラー:製品名スピードフロー)


図1 プラズマエミッションモニター(PEM)

 

プラズマエミッションモニターは、モニターと言ってもコントローラーであり、プラズマの発光を利用してO2ガスを制御し成膜速度を高速に維持してくれます。

材料によりますが、同一装置において約5~9倍程度になります。

スピードフローは、4チャンネルあり、4台の装置、あるいは1台の装置にて、4箇所まで、制御できます。

プラズマエミッション制御、インピーダンス制御、その他四重極型ガス分析器を用いたガスコントローラーなどにも使えます。


図2 センサー部とターゲット上の発光

  

 

 

デュアルの大型ターゲットが放電しており、それをセンサーで見ている図です。

 


図3 小型カソードのセンサー部

  

 

 

 センサーヘッドは、ターゲット面に平行に置き汚れは付きにくいですが、SUSパイプで出来ており容易に交換可能です。

 


図4 大面積基板の場合のセンサーヘッド配置例

 

 

 ターゲットが1.5m以上もあるような大型基板の場合には、膜厚分布が出ないように、センサーヘッドを増やします。図はターゲットを3分割して3箇所にセンサーを設置した例です。

 

PETフィルムなどのフレキシブル基板にSiO2膜などを大面積で均一に高速成膜するのに、必須技術です。

タッチパネルなどに使われています。

 

 


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